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魅力の再発見、墓石業界の今後。
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電子メディアの発達により、電子書籍が大きく広がりを見せています。その一方で紙を使った書籍の存在が危ぶまれる見方もされていますが、私は決してそうは思いません。逆に書籍の価値はさらに高まっていくと感じています。私たちは電子書籍の発達のおかげで、紙という素材の魅力に改めて気付かされたのです。紙が持つ匂いや質感、時間による風化など無機質な電子書籍では味わえない魅力です。

個人的な感想ではありますが電子書籍と紙の書籍で読書をしたときの違い、それは紙の書籍で読書をする方が「書き手の世界に入り込んだ気分になれる」という点です。きっと紙が持つ雰囲気がそういう気分にさせてくれるのでしょう。たしかに手軽さから見ると電子書籍が勝っていますが、読書の雰囲気を味わえるのはやはり紙の書籍であり、この先も電子書籍が上回ることはないと思います。

そう考えると、それぞれの書籍の今後の役割が見えてきます。手軽さを売りとする電子書籍は手軽に読書をしたい人や情報収集の道具としての書籍。紙の書籍はより読書の雰囲気を味わいたい人のための書籍。ですので、これからの紙の書籍は紙という素材の特徴がいかに活かされたデザインになっているかが課題になってくるでしょう。

この現象は、墓石業界でも同じ様なことが言えると思います。納骨堂などの普及により墓石離れが進んでいると言われていますが、私はこの先も墓石を建てる人がいなくなる事はないと思っています。墓石にも納骨堂では味わえない石の持つ魅力があるからです。ですので、私は今後の墓石業界も書籍業界と同じように、墓石を求めるお客様にいかに石の魅力を活かした墓石を提供できるかが課題になっていくと感じています。