<< August 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 問題から生まれる新しい発見 | main | 変化する価値観 >>
余白が生み出す効果
blog012.jpg


「余白の美」という言葉があります。日本画などを見てもわかるように、日本では古くから余白が持つ美しさを大切にしてきました。生け花の一輪挿しも良い例でしょう。西洋などでは見られない日本人ならではの感性です。

しかし、この「余白の美」については数々の書籍で解説されていますが、その理論を理解するにはなかなか難しいところがあります。そこで今日は余白が生み出す「効果」について少しご紹介したいと思います。余白というのは一見無駄なスペースと感じられることがありますが、余白をとったデザインというのはそれだけで上質な印象や優雅な印象を与えてくれます。

例えばホテルのロビーや高級レストラン。優雅な空間を演出するために必ず大きな余白(スペース)をつくります。美術館では絵の周りに柵を付け近づけないようにしたり、海外の有名人が来日した時には護衛を付け周囲にスペースを確保したりします。これは「余白の美」とは違い世界共通の感覚と言えるでしょう。余白の美しさはわからずとも、その効果は誰しもが無意識に実感しているのです。そうした経験が余白に対して上質さや優雅な印象、重要なモノだという印象につながります。

ただし、単純に余白を取れば良いということではありません。空いてしまっただけの空間とは意味が違います。やはり余白のバランスが重要になってきます。余白を上手く活用している代表的な企業にアップルや無印良品などがありますが非常に関心させられます。