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他との違いをきちんと伝える
墓石業界だけに限らず、日本のモノづくりに対する意識レベルは非常に高いです。語弊を恐れずに言わせて頂くと、今やどこで建てても一定の水準を満たした墓石を建てられます。それだけ日本の全体的なレベルは高くなっています。お客様にとってはとても素晴らしい時代と言えるでしょう。

しかし一方で、業者にとっては選ばれなければ意味がないという厳しい現実があります。そのため各石材商社や石材店は他社との差を出すために、日々試行錯誤を繰り返し努力していくわけです。石の研磨の方法、正確な加工技術、品質の良い石の仕入れ、墓石のデザインなど様々な努力です。ですが、この差というのは一般の人から見るとわからないような「わずかな差」であることが数多くあります。同業者にとっては大きな差でも、一般の人には同じようにしか見えないのです。正直私もこの墓石業界に入りたての頃は、どの石を見ても違いがよくわからず、白、グレー、黒といった判断しかできませんでした。また、知り合いに墓石のデザインをしていることを話しても、「デザイン墓石の存在すら知らない」という人も少なくありません。

たしかに、より良いモノをつくるためにコストを投入していくという姿勢は、モノづくりを支える上でなくてはならないものです。しかし、それと同じくらい重要なことがあります。「わかりやすくきちんと違いを伝える」ということです。いくらより良いものをと思いコストを投入しても、他と同じものだと思われてしまっては意味がありません。同じものだと思われてしまえば結局は価格が安いものが選ばれてしまいます。お客様にとっては違いがわからない以上、価格で判断するしか方法がないので当然です。そのため「他とはどう違うのか」それを「わかりやすくきちんと違いを伝える」ことが重要になってくるのです。

また、その重要性は業界内のレベルが高まるにつれ、今後さらに高まっていくことでしょう。